今年は本当に色々あった年でしたので、記しておこうと思います。
約2年前、アメリカ在住時にネット×ローカル市場のトレンドが来る事を確信。
その波は、世界同時であり、「飲食」の領域から。
飲食店探しに関する問題を解決し、
多くの人の生活を前進させるようなサービスを創りたい。
そこでRettyを創ろう、と決め、2010年末に帰国。
直ぐに会社設立する。
しかし、エンジニアがいない。
僕自身、営業出身なので、技術もノウハウもなく、
Webサービスを創った経験すらない。
途方に暮れていた中、こんな言葉に助けられた。
確かハーバードのアントレプレナーシップに対する考え方だったと思う。
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起業家精神とは、今あるリソースや自分の得意分野などを一旦全て取り払って、社会が求めてる問題だけを見て、スタートすること。リソースは後から必ず付いてくる。
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この言葉に非常に感銘を受けたのを今でも覚えている。
僕達の状況は、リソースがない状態であり、
それは、サービス開発に対する人・モノ・カネがないという状態。
そんな状況でもあったため、会社を設立した時に誰しも考える事だが、
「まずは稼いでからコツコツやるべきだよ」、そうアドバイスしてくれる人もいた。
ただ、小さくまとまってはいけない、
今ほど大きな変革期にその時間の使い方は出来ない。
そして、上記の言葉に従い、即ち、リソースは必ず後から付いてくる、と信じ、
Rettyの開発に関わる事以外、一切やらない、と決断。
この1年で最も大きな決断だったと思う。
金が尽きたら、そこまでの実力しかなかっただけ、と割り切った。
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当たり前だが、内製する
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サービスの形はある程度イメージにあった。
そして、外注という選択肢もあった。
ただ、「外注に頼ると成功は極めて難しい」という事はわかっていた。
特に、ソーシャル時代のサービスのキモは、「ユーザーにどれだけ支持されるか」
であり、それは、ユーザーの声を拾い、スピード対応・改善できるかどうか。
それを実現するには、内製しなければいけない。
そのため、開発が遅くなっても、自分達で作り始めることが、
結果的に一番近道だと判断し、初心者本「PHPの教科書」を買って、
ゼロから勉強を開始。
2010年末は勉強しながら年を越したというイイ思い出。
2011年1月。
とにかく必死だったと思う。
そんな中、とある勉強会で知り合ったエンジニアの方が僕達を見かねて、
DBの設計、プログラミングを一から教えてくれるようになった。
どうやらこいつらは本気らしい、と感じてくれたようだ。
当時、お金も払えなかったが、
毎日のようにオフィスまで足を運んで頂いた。
彼の家からは2時間もかかる。
そして、朝から晩まで、丁寧に教えてくれる。
そのおかげで少しずつ、サービスの根っこが理解でき始め、
Rettyの原型が徐々に出来始める。
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思いが通じ、メンバーが増え始める
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2011年2月。
エンジニアを本格的に探し始める。
Twitterや知人の紹介等を通じ、何人かの開発者に会う。
ひたすらサービスに対する思いを伝える。
「人々の生活を変え、世界を変えるサービスを創りたい」
そんな思いが通じたのか、
2月にエンジニア1名、3月にはエンジニア1名、
そして、4月にデザイナー1名、加入が決まる。
本当に嬉しかった。
そして、体制は整った。
ここから、開発のスピードが一気に加速。
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「Retty Web版」リリース。これが2011年6月
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リリース後には、多くのメディア、ブロガーの方に取り上げて頂き、会員が確実に増加し始める。
今思うと、ブロガー、メディアの方にはどれだけ取り上げて頂いたか。
凄いときには、イケダさんのブログで1日で2000人会員数が増加するなんてこともあった。
2011年8月
CAV社、個人投資家の方より、2200万円の増資。
この時には、ほとんど資金が残っていなかったが、ピンチを脱出。
2011年11月。
iPhoneアプリをリリース、4週連続で新着オススメにも選ばれた。
11月リリース。iPhoneアプリのDLは1ヶ月で25000DL程。
そして、12月には、Androidアプリをリリース。
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この1年を振り返って。
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今思うと、当時あったものは、「やってやる」という想いだけ。
「人・モノ・金」何一つなかったのかもしれない。
しかし、本当に多くの人に支えられ、サービスが完成まで漕ぎ着け、
数万人が使うサービスとなった。
Rettyに可能性を見出して投資して頂いた、林さん、CAVさん、
イケダさん、梅木さんにはサービスに関するアドバイスも頂き、
奥田さん初めスタートアップ関係者の方々、ソーシャルおじさんで有名な徳本さん達、
まだまだ本当に数えきれない程の人にお世話になった。
そして、いつもフィードバックを頂きRettyを一緒に作って頂いているユーザーの方々も。
その声によってRettyは徐々に進化することが出来た。
本当に多くの人に支えられてやってきた。
※最後に。
お世話になった皆様、本当に有難うございました。
Rettyは、これから多くの人々の生活を変える事の出来るサービスになるべく
必ず成長させてみせます。
来年は、飛躍の年にします。
武田
それは、サービス開発に対する人・モノ・カネがないという状態。
そんな状況でもあったため、会社を設立した時に誰しも考える事だが、
「まずは稼いでからコツコツやるべきだよ」、そうアドバイスしてくれる人もいた。
ただ、小さくまとまってはいけない、
今ほど大きな変革期にその時間の使い方は出来ない。
そして、上記の言葉に従い、即ち、リソースは必ず後から付いてくる、と信じ、
Rettyの開発に関わる事以外、一切やらない、と決断。
この1年で最も大きな決断だったと思う。
金が尽きたら、そこまでの実力しかなかっただけ、と割り切った。
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当たり前だが、内製する
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サービスの形はある程度イメージにあった。
そして、外注という選択肢もあった。
ただ、「外注に頼ると成功は極めて難しい」という事はわかっていた。
特に、ソーシャル時代のサービスのキモは、「ユーザーにどれだけ支持されるか」
であり、それは、ユーザーの声を拾い、スピード対応・改善できるかどうか。
それを実現するには、内製しなければいけない。
そのため、開発が遅くなっても、自分達で作り始めることが、
結果的に一番近道だと判断し、初心者本「PHPの教科書」を買って、
ゼロから勉強を開始。
2010年末は勉強しながら年を越したというイイ思い出。
2011年1月。
とにかく必死だったと思う。
そんな中、とある勉強会で知り合ったエンジニアの方が僕達を見かねて、
DBの設計、プログラミングを一から教えてくれるようになった。
どうやらこいつらは本気らしい、と感じてくれたようだ。
当時、お金も払えなかったが、
毎日のようにオフィスまで足を運んで頂いた。
彼の家からは2時間もかかる。
そして、朝から晩まで、丁寧に教えてくれる。
そのおかげで少しずつ、サービスの根っこが理解でき始め、
Rettyの原型が徐々に出来始める。
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思いが通じ、メンバーが増え始める
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2011年2月。
エンジニアを本格的に探し始める。
Twitterや知人の紹介等を通じ、何人かの開発者に会う。
ひたすらサービスに対する思いを伝える。
「人々の生活を変え、世界を変えるサービスを創りたい」
そんな思いが通じたのか、
2月にエンジニア1名、3月にはエンジニア1名、
そして、4月にデザイナー1名、加入が決まる。
本当に嬉しかった。
そして、体制は整った。
ここから、開発のスピードが一気に加速。
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「Retty Web版」リリース。これが2011年6月
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リリース後には、多くのメディア、ブロガーの方に取り上げて頂き、会員が確実に増加し始める。
今思うと、ブロガー、メディアの方にはどれだけ取り上げて頂いたか。
凄いときには、イケダさんのブログで1日で2000人会員数が増加するなんてこともあった。
2011年8月
CAV社、個人投資家の方より、2200万円の増資。
この時には、ほとんど資金が残っていなかったが、ピンチを脱出。
2011年11月。
iPhoneアプリをリリース、4週連続で新着オススメにも選ばれた。
11月リリース。iPhoneアプリのDLは1ヶ月で25000DL程。
そして、12月には、Androidアプリをリリース。
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この1年を振り返って。
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今思うと、当時あったものは、「やってやる」という想いだけ。
「人・モノ・金」何一つなかったのかもしれない。
しかし、本当に多くの人に支えられ、サービスが完成まで漕ぎ着け、
数万人が使うサービスとなった。
Rettyに可能性を見出して投資して頂いた、林さん、CAVさん、
イケダさん、梅木さんにはサービスに関するアドバイスも頂き、
奥田さん初めスタートアップ関係者の方々、ソーシャルおじさんで有名な徳本さん達、
まだまだ本当に数えきれない程の人にお世話になった。
そして、いつもフィードバックを頂きRettyを一緒に作って頂いているユーザーの方々も。
その声によってRettyは徐々に進化することが出来た。
本当に多くの人に支えられてやってきた。
※最後に。
お世話になった皆様、本当に有難うございました。
Rettyは、これから多くの人々の生活を変える事の出来るサービスになるべく
必ず成長させてみせます。
来年は、飛躍の年にします。
武田